自分が嫌い…~それでも私は愛された~【完】



『曖伊…俺…。』

李夜が一言ずつ言葉を繋いでいく。

『俺…曖伊のことが…す』

す…?

『好きだ。』

え…?
好き?

李夜が私を好きだって…?

『今…なんて…?』

『あーもう、だから、俺はお前のことが好きなんだよ。ずっとずっと前からお前しか見てなかったんだよ!』

そう言い切ると李夜は真っ赤になった顔を手で覆い隠した。



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