自分が嫌い…~それでも私は愛された~【完】
『ほんま…こいつバカやわ…いや、俺も変わらへんか。』
いつもと違う空気にドキドキしながら私は寝たふりをすることにした。
『俺のことが好きならあんな憎まれ口叩くなや…俺、嫌われとる思っとったやないかい。』
そんなこと気にするヤツなんだ…悪いことしなぁ…今度から可愛くなろ。
『嫌われとる思っとったさかい、俺も言えへんやったんやで?』
…何を。
『お前が好きやゆうこと。』
…っ!?
『曖伊、起きてんのやろ…?まぶたが興奮してピクピクしてんで?』
バレてるし…
『あ!!目ぇまだあけんなや?』
まぶたを開けて抱きつこうとした私を邪魔した!!