自分が嫌い…~それでも私は愛された~【完】
『曖伊には…手ぇ出すな…。』
とかカッコいい台詞を言っても様にならない。
『そんなに曖伊が大切か?』
顔を上げるとニヤリと笑っていた。
『手ぇ出すな…!!』
輪廻はうんうんと言いながら俺の周りをぐるぐる歩く。
『今週末…うーん、土曜日がいいな。曖伊を襲いに行くよ!嫌なら○×広場に18時に来いよ。』
そう言い残しその場を立ち去ろうとした。
だが輪廻は携帯の画面を見たまま動かない。いや、動けなくなっていた。