ナルシー少年☆蛍斗くん


決めたのは私。

ずっと側に入れるわけじゃないんだから訓練しなきゃ。


桃汰くんが言ってた。
私達は依存しあってるって。

確かに私もそう思った。


私達の関係は幼なじみで親友みたいなもの。
でもそれにしては近すぎるんじゃない?


今日の出かける前だって、蛍斗はキスするつもりだったらしいし、思えばやたらとスキンシップが多い。

私だって蛍斗がいないと何だか違和感があるし。

このままじゃ、これからの私達が壊れてしまう。
そんなの目に見えていた。


少しだけ今は距離をとって、いつかまた普通に笑いあえる友達になれればいいんだ。



私の願いはそれだけ。

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