ナルシー少年☆蛍斗くん


「どうゆうことよ‼なんとか言え!!」


やっと奴にたどり着いた私は胸倉を掴み、突っ掛かる。


「滝沢さん落ち着いて。」


奴は冷静を装っているが、目が完全に泳いでる。

シャツはガンガン揺するせいでボタンが取れ、はだけていて、

何故か教室内は

きゃ~

と言う女子の歓声が響き渡っていた。




滝沢さんってなによ・・・
滝沢さんって。


他人ぶったその声に腹が立つ。

私を知り合い程度の位置に置く奴に腹が立つ。

そして、奴をもっと近い存在だと考えてた私に腹が立つ。


「蛍斗の馬ッ鹿ーー!!」


「「「「あ゛ーッ!!!!」」」」


平手を振り上げた
その時、



先生達が素早く間に入ってきた。


「コラッ!!止めなさい!」

「滝沢ッ!!」

担任の先生と、知らない先生2人が私を取り押さえる。

なんだか不完全燃焼になってしまいとりあえず暴れてみるも体育会系の男の先生二人には敵うはずもない。


「覚えとけよ!!」

そう捨て台詞をはいたところで、生徒指導室に連れていかれた。


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