ナルシー少年☆蛍斗くん


反省文を書き終え教室に戻るが、誰もいなかった。
外では部活動をしている生徒の声が聞こえる。



「あたしって馬鹿???」

誰もいない教室に語りかけ、がっくりと肩を落とす。


明日はどんな学校生活になるのだろう。
きっと学校中に知れわたっている。

あんなに騒いでたし、なによりこの学校では有名人の蛍斗に突っ掛かったのだ。

結局、素顔も暴けなかったし、私の行動は意味のないものになった。




トボトボと家に帰る。

当たり前だが奴は今日家に来なかった。



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