ナルシー少年☆蛍斗くん



制服に着替え、窓からアイツの部屋を見やる。


まだ寝てるようだ。


すぐに全ての準備を済ませ、滝沢家へと向かった。




「あら、おはよう〜。」



「みっちー、おはよ。」

明るいみっちーの声に迎えられ、滝沢家へと入る。



やっぱ、ここは落ち着く。
自分の家より数百倍いい。


リビングに入るとかずっちはコーヒーを飲みながら新聞を読んでいた。


「かずっち、おはよ。」


「あぁ、おはよう。」


いつものようにかずっちと世間話なんかをして、


そうこうしている間に目の前には美味しそうな朝食が並んでいた。


2時間も余裕をもって学校に行く俺は出来立てホヤホヤの温かい朝食につける。

矢恵はいつもギリギリだからパンを片手に走るんだろう。

みっちーが愚痴(グチ)ってるのを聞いたことがある。


.
< 41 / 155 >

この作品をシェア

pagetop