ナルシー少年☆蛍斗くん
朝食を済ますと俺は2階に上がる。
別に1階にも洗面所はあるのだが2階の洗面所を使い歯磨きをする。
この時間帯には裕も起きてきて、2人で話したりした。
それから、俺は矢恵の部屋へと向かうんだ。
きっとバレたらヤバいが、何故かやめられない日課。
裕はそっと矢恵の部屋へと入る俺を何も言わず見送ってくれる。
プライドの高い俺にはそれがとてもありがたかった。
からかわれでもしたら、俺の性格上、矢恵にキツく当たってしまうに違いない。
なにかを証明するように。
"矢恵の部屋なんか入りたいわけないだろ?"
なんて言ってしまいそうだ。
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