ナルシー少年☆蛍斗くん


蛍斗は私を気にすることなく椅子へと腰かけた。

なんとなく上機嫌に見える。


てゆうか


「なんでこんな朝早くからあんたがいるのよ?」


朝食を食べにきたとしても早すぎる。

今日は休みなんだからゆっくりお昼まで寝たいのに。


「準備が終わったから出発を待ってるんだよ。」




準備?

出発?

なんの話しですか?



「はぁ?」


「タヌキも早く準備しないと置いて行かれるぞ?」


え?

私も?


どういうことなの?



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