ナルシー少年☆蛍斗くん


やっぱりナルシストはナルシストなんだ・・・
私が変わったことより、私を変わらせた自分の腕の方が興味があるみたい。


私は奴に何を期待していたんだろう。

それはきっと蛍斗がいつもとは違う雰囲気だったから?

距離が近くて誰よりも私を見てるって錯覚してたから?


訳の分からない、残念な気持ちが押し寄せる。


自己中な奴の言葉にいちいち反応するのもあほらしいとわかってはいるが、どうしようもない感情にまたまた深くうなだれる。


"自分の事も見てほしいと思ってしまう私も結構な自己中なのかも"とか思いながら・・・



奴もやっと私の異変に気がついて、側に寄ってきた。

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