ナルシー少年☆蛍斗くん


「矢恵っぴ〜」

「あー。私は亜杜ちゃんって呼んでいいかな?」

「亜杜でいいよぉ♪」

「ん。」



これからどうしようか。
蛍斗は亜杜と約束してたみたいだし、私いたら邪魔だよね・・・

蛍斗には後で文句言おう。

「じゃあそろそろ私行くね?」

「え?一緒に見ようよぉ!!」

「約束あるし。」


「え!!」


これ以上は無理だ。
なんだかムカムカしてイライラしてしょうがない。

蛍斗に。

もちろん蛍斗に!!


徐々に侵食していく。



二人からさりげなく視線を外し大学の方に向けた。


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