かわいいきみ。~Strawberry girl*
笑みを浮かべて、僕は自転車を置きに行く。

校舎へと足を進めていると、クラス発表を見たであろう華穂が駆けてくる。

「ふふっ」と、華穂は嬉しそうに笑った。

「同じだったんだ?」

「スゴいね!イチ、10回目っ」

素直なところが華穂の長所であり短所だ。すごいと思ったらとことんすごいと言う。

‥それはもう、飽きるまで。

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