かわいいきみ。~Strawberry girl*
「‥あ、華穂!」

教室内ではもう既に、仲良くなったであろうグループらしきものが多々みられた。

そんななか、華穂の名を呼び近寄ってくる、華穂の昔からの親友‥。

「杏ちゃん~っ!おんなじクラスだよぅ~っ!!」

「はいはい、そうだねぇ‥」

おはようという言葉よりも先に抱きついた華穂に苦笑いすることなく、抱き止める中原。

席は自由だったらしい。僕と華穂のぶんも二人は確保しておいてくれたようだった。

< 7 / 22 >

この作品をシェア

pagetop