【短編集】闇に潜む影
第1話:いじめられっ子の殺意
簡単に言えば、いじめられっ子の気持ちを描写、のつもりです。
個人的にも中学時代にいじめられた経験があるのですが、
いじめられていると、むしろ混乱して、
大人しくしてしまうのですよね。
私自身も例外ではありませんでした。
でも、ただ悲しくなるだけじゃない。
感情は沢山あって、当然そこに怒りも生まれる。
いじめられっ子が抱いた怒りを、いじめっ子にぶつけた時、
どうするのだろうか。
それを書いてみました。
個人的には、
いじめられっ子は黙っている必要はないし、
報復をしても良いし、許す必要はないと私は思います。
悔しい思いをさせられたのだから、同じように悔しい思いをさせたって良い。
でも、注意すべきは、それで自分を貶めちゃいけない。
同じようにいじめてしまえば、自分も結局は同じ穴のムジナなわけです。
要は、”正当な手段”で相手に”報復”すれば良い。
異論は認めます。
復讐や報復は何も生まない、とかね。
でも、いじめられると、いじめられた事実が、
自分自身を否定する大きな要素になってしまうおそれがある。
それをぬぐうのは、それを上回る、自己を肯定できる事実だと、
私は思うんですよね。
ちなみに、私自身は、いじめっ子谷を見返るために、
いじめっ子たちより上の立場に立とうとして、
色々努力しました。
たぶん成功しました。
主人公のように乱暴な手段は一切使っていませんよ。念のため。(笑)