【短編集】闇に潜む影
第2話:報復
誰から誰への報復かと言いますと、
いじめっ子→いじめられっ子
いじめられっ子→いじめっ子
どちらもです。
最後にいじめっ子が報復を決意するのですが、
実はそう決意するまでの過程は、
すべていじめられっ子の報復なわけです。
上に立っていることを見せつけること、
これが報復の内容ですね。
一方、いじめっ子は実際に相手に手を掛けようとする。
結局は、手を汚した方が負けなんです。
そういう事を言いたかったわけです。
まぁ、いじめを題材に色々書きましたが、
要は、いじめなんてくだらないって、
いい加減気が付くべきなんですけどね。
時々良い大人になってもいじめる人がいますが、
本当に馬鹿げているし、くだらないことで時間を無駄にしていると思う。
でも、それに気づくことのできないいじめっ子は、
ある意味かわいそうな人です。
第2話の主人公のように。
以前、誰かから、
電車内で、親が、自分の子どもの前で、
子どもの友達の悪口を言っていたという話を聞きました。
こんな親が子どもの「模範」なんて、おぞましい限りです。