君のvoice。


期日までに料金を振り込まないと、その客は二度と同じホストを指名することは出来ない…という、なんとも厳しいvoiceホスト…。

でも、多分、そこまでしないと逃げられたりするんだろうなぁ…。


で、常連さんになると、voiceホストと会える。


voiceホストがOKを出せば、客は会えるということだ。


「というワケで、俺は今日行かなあかんねんなぁ……」


「へぇー…」


「…なんやねん、その目」


「いや、別に…」


「標準語なんも、最近の客の影響や。
標準語の方が好きやて抜かすからな」


「そうなんだ。
綾も大変だね~」


「そうデス。綾は大変なんデスヨ」


「…なんか、綾じゃないみたい…」


でも、そっか~。
綾はvoiceホストをしてるのか…。

道理で、いつも電話してるワケか…。


綾は、1時間に1回は電話をしてるようなペースで電話をしている。


それはそれは、例え、授業中であっても…。


綾曰わく…。


「俺は24時間、いつでも空いてんでvV」


らしい…。


…なんか、あたしも流れでケー番と、メアドを渡されたのを受け取ってしまった…。


で、それらをちゃっかり登録している自分が居るワケで…。




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