夏に溺れかけた恋
注釈(栗矢はボストン・バックから、小さな段ボールの箱を取り出した。)
フミヨ「なぁに、これ開けてもいい?」
栗矢「ああ、気に入るかな?」
注釈(フミヨは箱の中から、地味な陶器の茶碗を取り出した。)
フミヨ「お茶碗?ヘェー、ありがとう。」
注釈(余りにも地味な色で、形も少々歪んだ茶碗に、栗矢の真意が判らない顔をした。
栗矢「それから、このお菓子はみんなで食べてよ。ママ!何か食べさせてよ。」
ママよう子「はい、何にする、いつものでもいい?」
ヒロミ「はい、お味噌汁とお新香。」
ママよう子「はい、できました」
注釈(栗矢は、出された味噌汁とパスタを食べていると、奥でフミヨとヒロミはヒソヒソ話しをする。)
フミヨ「何で、あの取り合わせ、おかしいでしょう。」
ヒロミ「スパゲティに味噌汁はねぇ」
ママよう子「それより、何をもらったの?」
フミヨ「なぁに、これ開けてもいい?」
栗矢「ああ、気に入るかな?」
注釈(フミヨは箱の中から、地味な陶器の茶碗を取り出した。)
フミヨ「お茶碗?ヘェー、ありがとう。」
注釈(余りにも地味な色で、形も少々歪んだ茶碗に、栗矢の真意が判らない顔をした。
栗矢「それから、このお菓子はみんなで食べてよ。ママ!何か食べさせてよ。」
ママよう子「はい、何にする、いつものでもいい?」
ヒロミ「はい、お味噌汁とお新香。」
ママよう子「はい、できました」
注釈(栗矢は、出された味噌汁とパスタを食べていると、奥でフミヨとヒロミはヒソヒソ話しをする。)
フミヨ「何で、あの取り合わせ、おかしいでしょう。」
ヒロミ「スパゲティに味噌汁はねぇ」
ママよう子「それより、何をもらったの?」