夏に溺れかけた恋
ナレーション「次の日、居酒屋へ呼び出された栗矢は、ママよう子とヒロミ二人の前で、神妙になっていた。」
ママよう子「実はこの器のことだけど、こんな高価なもの貰えないわ。」
栗矢「・・・」注釈(キョト-ン)
ママよう子「栗さんの気持ちは、わかるけど、私には夫も子供もいるの・・・」
ヒロミ「ママ、違うでしょう、これは富美ちゃんの。」
ママよう子「あらっ、そうだった、ンモ-嫌だわ。」
栗矢「昨日のお土産の箱かい?僕は富美ちゃんにあげた筈だけど。」
ヒロミ「これ何のつもりであげたの?ただのお土産じゃなさそうだし、これ有名な栗右ェ門さんが作った茶碗でしょ!」
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