夏に溺れかけた恋
注釈(場面は変わって、翌日の病室で退院の支度をしている。)
高大「大した事がなくて良かった。帰ったらドイツの事は少し遅れると言っておこう。」
信子「そうね、いくら大丈夫だからと言っても、すぐには無理よね。」
注釈(栗矢が診察室を出て、病室に戻ってくる。)
栗矢「検査は終わったよ、どこも悪い所は無いそうだよ、しかし少し様子を見ようって先生が言っていた。」
高大「そうか、良かった。経過を見ようって事だな。」
栗矢「明後日にまた来てくれってさ、心配掛けて済みませんでした。今度の事でドイツは無理かな、どうだろう。」
信子「少し遅れる事を頼むって、大丈夫よ任せておけば、うまく取りまとめてくれるから心配しないでいいのよ。」

注釈(場面が変わり。空港ターミナルに、高大と信子を見送りに、栗矢とフミヨが来ていた。飛行機が飛び立ちそれを見送った後、二人は歩きながら話しをした。)

< 67 / 75 >

この作品をシェア

pagetop