Do-tex《警察秘密結社》
「……山梨の爺ちゃんからか。はい、印鑑です。」
中には沢山のリンゴが詰まっていた。
「失礼しました。」
扉が閉まると同時に、リンゴが入った箱を机の上に置いた。
「リンゴなんて、どうでもいい。……明日でいいか、返すの。」
服を着替えた。
大学から徒歩10分に位置するこのマンション。
聡は、一人で住んでいる。何故なら、親は単身赴任で、兄弟もいないからだ。
「ボスッ」
寝室のベッドは少し硬かった。