恋をしてたら…
そうだ。

やめよう!

こんな恋は

やめてしまおう!



そんな 考えに たどり着いた瞬間。



電車が橋にさしかかる。



窓の 外の 景色が
眩しく ひろがる。



あたしの好きな、

大きな 大きな 川だ。



今朝はまた、一段と 輝いて見える。



ほんの 何時間か前に、切なくも美しい朝焼けに空を染めた朝陽が、



今は 水面を キラキラと 白く 輝かせているではないか!



その 輝きに 魅入っているうちに、

あたしの心までが、真っ白になる。





………。





しあわせになる…。




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