恋をしてたら…


一週間に一度だったデートのペースが、


日に日に早まっていく。



離れて何分もたたないうちに、

電車の中からメールを打つ日々。


メールの回数も 急速に増え、


自宅ではトイレにこもって、カチカチと打つ日々だった。




『会いたい』


『会いたい』


『好きだよ』


『好き』



こんな事を続けていたら絶対に不自然だ。


そのうちバレる。




そう思いながらも、メールを打ち続けている私。



気付けば、


私達は 普通の恋愛をしていた。



いつも貴方と繋がっていたいー。



ただそれだけの理由で、


私は ビクビクしながらも、メールを打ち続けていた。
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