恋をしてたら…
約束

『不倫である』


ただその一点を除けば、

二人の仲は、極めて 上手くいっていた。



同時に火をつけた花火のように、

一気に 盛り上がり始めた二人の恋。



メールは 途絶える事なく、


会う回数も 日をおうごとに増し。



それでも 家族を持つ二人には、限られた時間しかない。



どんなに深く愛し合っても、それぞれの家に帰る二人には、


常に 嫉妬心がつきまとった。



そんな満たされない思いは、二人を尚更燃え上がらせていき。


抱いても 抱いても 足りない彼。


抱かれても 抱かれても 不安な 私。


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