恋をしてたら…

ところが、

何日たっても、 佐々木さんは、

私からのメールがなくなった事に気付く様子がない。



佐々木さんからのメールの回数は増えたけど、



いつもと変わらぬ内容ばかりだ。



私の心境の変化に、気付かぬ佐々木さんに、

次第に、私はイライラしはじめた。



佐々木さんもかー。


結局、男なんて 皆 同じだ。



釣った魚に、

必要以上の 注意は はらわないんだ。



旦那と同じだ…。




佐々木さんと 結婚した所で、



数年後は パパとの関係と 同じようなものになるのだろう。
と実感した。



情熱的な恋なんて、

みたされないからこそ続くものなんだ。


きっとこの先、


どんなにステキな人が現れようと、



結婚してしまえば 皆 同じ。



情熱的だった恋は、


時と共に さめてゆくのだろう。



私も 相手も。



同じように さめていくのだろう。


< 74 / 114 >

この作品をシェア

pagetop