いっこうえの先輩。
「い、いえ!すいません!はは。」
すると先輩は
「手、ちっちゃいね…かわいい。」
?!
か、かわいい!?
その言葉がなんっかいもなんっかいもリピートされていく…
「はへ!?あ、いえ。まぁ、小さいですね!はい。
 先輩は大きいですねって…まぁ!私が小さいだけですけどね!
 はははッ」
あぁぁーーー
てんぱってる!
相当てんぱりぎみだ私ぃ…
もう何いってるかわかんない!
すると先輩はさらに笑った。
ドキン。
やばい…笑った顔…
もー
ドキドキするよーッ
すると先輩が
「大丈夫?まぁ、手もかわいいけど…」
くい、と口を耳によせ、
「君自体がかわいいよ。」




沈黙の一分。






はいいいいいいいいいいいいいい?!?!!??!
い、え?!
今、なんと!?
舞歌もあんぐりと口をあけている。
もうそこから大パニック!
目はくるくる、脳内ふらふら
足はよろよろ、赤面くらくら!!!
心臓が爆発しそう…
「だぁあー、あの!かはッ、からかわないでいただけますか?!
 そそ、そのような事は!わわ私ッ!受け入れませんよ?!はい!」
「ほんとに?顔が真っ赤だよ?ますますかわいい。」
!?
あーーーーーー!?
もう何この展開!
こんなにめまいがしたのは始めてだよ!
どうしたらいいの!?
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