いっこうえの先輩。
今日も友達と登校し、わくわくしながら部活をまった。
あー…ドキドキするー!
ちょっとへへッ、とちっさくわらうと
「なーに?どうしたのー?磨樹ぃー。
 好きな人でもできたのー?」
と、ニヤニヤしながら向かいの席に座ったのは
舞歌だった。
「違う、よー。好き…じゃないと思うけど!
 いやぁ、かっこいいなぁー?って?」
ちょっと照れて、舞歌から目線を外すと
何かを悟ったようにニヤリ、と笑った。
「あー。わーかっちゃった!私が昨日手紙にかいた
 先輩じゃない!?」
どんぴしゃであたってしまった。
ギクリと体がゆれた。
でもそれを必死で隠そうと、わざと伸びをした。
うわ、ぜったい変だ(笑)
「え、えぇ?あぁ、あの先輩ねー?
 う、ん まぁ、かっこいいんじゃない?でも、
 私にはあわないかなぁ? うん。」
嘘だよ。嘘。 ほんとは顔を見るだけでときめきものですよぉーっだ。
って、威張ったってしかたない。
「ええー?そう?ぜったい、かっこいいと思うんだけどなぁ」
そう?と顔をしかめる私…だけど…
舞歌のその言葉にうなずきまくった。
「あぁ、でもなぁ。藤田先輩さ…好きな人いそうだよね…」
ちくり
その言葉に胸がかすかに痛んだ
そうだよね…はぁ…
って!何落ち込んでるの!?
好きじゃないってーのーー!
頭をわしわしとかいて、イライラしている頭をかかえた。

2回目もまた体験だった。でも今回はミーティングがあるようだった
はじめは1-4のクラスに集合だった。

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