ラヴァーズ・インザ・ダストボックス
「ねえ、もう起きなきゃ。時間だよ」
二曲目が終わったとき、彼女はそう言って僕から体を離し、ベッドから出て行った。
彼女が隣からいなくなった分だけ僕の体温が下がる。
彼女を抱きしめても何も変わらないのに、こうやって彼女が離れていく度に体温が下がっていくのは何故だろう。
このままだと僕は、いずれ冷たくなって凍ってしまうのではないか。
その後はどうなるのだろう?
彼女に抱きしめられて溶けて無くなってしまうのなら良いのにな、と思う。
この頃、彼女とふたり朝を向かえる度に、そんなつまらないことを考えていた。
二曲目が終わったとき、彼女はそう言って僕から体を離し、ベッドから出て行った。
彼女が隣からいなくなった分だけ僕の体温が下がる。
彼女を抱きしめても何も変わらないのに、こうやって彼女が離れていく度に体温が下がっていくのは何故だろう。
このままだと僕は、いずれ冷たくなって凍ってしまうのではないか。
その後はどうなるのだろう?
彼女に抱きしめられて溶けて無くなってしまうのなら良いのにな、と思う。
この頃、彼女とふたり朝を向かえる度に、そんなつまらないことを考えていた。