ラヴァーズ・インザ・ダストボックス
いつからだろう。

彼女の気持ちが解らなくなったのは。


今でも時々思う。

どうしてあのとき、彼女の背中にも羽根があって、そして一緒に飛びたがっている、そのことを、その大切なことを、彼女の気持ちを、僕は確かめることが出来なかったのかって、今でも思うんだ。








『僕たちの羽根』

        終
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