☆でぃくちょなりぃ☆
ビニール傘って何?
降り出した冷たい雨の中、道端でひとりぼっち。
寂しそうに震えていたキミ。
不意に足を止めて、握りしめたそんなキミの白い手はどこか冷たくて…。
そんなキミからこぼれ落ちる雨の滴は、まるでキミが零す涙のようで…。
降りしきる雨に比例して、とめどなくキミの頬を伝う。
それでもキミはただ何も言わずに、静かに僕を守ろうとしてくれた。
ただ、キミの鼓動のような悲しい雨音だけが辺り一面に響いてた。
キミに当たる冷たい雨は、キミにとってどんなに痛かっただろうか。
錆びついて…折れてしまって…もうボロボロで…。
自分を犠牲にしてまで“誰か”を守り抜くことは、どんなに辛かっただろうか。
キミに感情はなくても、キミに言葉はなくても、キミの“生き様”から、“大切なこと”を教わった気がする。
ありがとう。