ユメとソラ
次の日、面接のため、ミクと待ち合わせ。


ミクの激しい格好をみて驚いた。


「ミク、はりきりすぎ。いかにも、お水のお姉さん。」


「ちょっとぉ〜ユメ、それって地味じゃあない?」


「そうだよねぇ〜ミクに比べたら〜?ちょっとぉ〜」

ミクはとても高校生には見えない、黒のワンピースに、髪の毛、前髪かためた、お水髪。


あたしは、企業の面接にいくような、黒のスーツ。


もう、時間がない。
これでいくしかないよ。


「ユメ、あんた顔、派手だから、それで十分だよ。」

路地裏に足を踏み入れる。あたしが見たことのない世界が広がっていく。


お父さん、お母さん、こんな娘でごめんなさい。

目をつぶって、少し悪いと思った。

が好奇心が止まらない。


「たしか、この辺りだよね。」


急に心臓がドキドキしてきた。


心臓の音が、歩いてる人にまで、聞こえそう。
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