ユメとソラ
そんなこんなを思いながら、ふと前をみると、シルバーの胸元の開いたドレスを着た綺麗な女性が歩いてくる。


「どうも、初めまして、チーママの由佳です。」


緊張…


「あの、初めまして、ユメです。」


「初めまして、ミクです。」


「えっっと、おいくつですか?」


「二人とも、大学生です。えーと、二十歳です。」


ミクが興奮気味で答えた。

「学生さんなら、たくさん、入れるのかしら?」


「えーと、えーと、8月の終わりまでは、たくさん、入れます。ねっ、ユメ。」

「あ、はい。」


「私はね、今までたくさんの女の子を面接してきてるの。」


「あ、あ…はい。」


「あなたたち、若いでしょ。夏休みの高校生?」


「えっ!?」


さすが、見る目がある。ばれてるよ。


「すみません。ちょっと好奇心で、どんな感じか、体験したくて…」


「そうなの。ここはね、大人の人が遊ぶとこなの。」

「ほんとぅ、ごめんなさい。」


私たちは頭を深くさげた。

「あと、せめて一年してから来てくれる?貴方たち、可愛いし、綺麗だから。」

「あっ、わかりました。」

「失礼しました。」



二人の社会見学はあっと言う間に終わってしまった。

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