ユメとソラ
「実はね、バイトの初日に、酔っぱらっちゃって、マモルに迎えにきてもらったよ。」



「・・・マモルくんに!?」



「アイツ、よく見ると、って今まで、よく見てなかったぁ?イケメンなんだよねぇ〜おぅぅって思っちゃった。」



「そうだよね、マモルくんって、モテルのよくわかるよ。ユメ・・・マモルくんのこ、と?」



「ミク・・・何?・・・マモル・・・?・・・弟みたいだよ。」




あたしは、ミクに少し、ウソをついたかもしれない。


この前、マモルの背中で少しだけ、ほんの少しだけ、マモルを初めて、意識したから・・・






私はユメにいつまで、黙っていられるんだろう?




ねぇ、ユメ・・・




お願い・・・




マモルくんのこと・・・




好きにならないで・・・
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