ユメとソラ
ピンポ〜ン


ユメが由佳ママの家のチャイムを鳴らす。


「はぁ〜い。」


出てきたのは、由佳ママそっくりの美人さん。あたしより大人っぽい感じがする。


「ユメ・・・です。」


「はぁ〜い、ママに聞いてるよ。入って、入って。」

「ごめんなさい。おじゃまして。」


「うんん。いいの。一人で、暇だったし、最近、夜、家にいること、多いから。あっ、私、マイ。よろしくね。」


「お邪魔しまぁ〜す。」


年はあたしより、ひとつ下の高校3年生。


「あんま、年かわらないから、仲良くできそう。あたし、マイちゃんより、ひとつ上ね。」


「私ね、ママが、夜仕事だから、寂しいんだ。パパは単身で日本にいないの。」

「そうかぁ。じゃあ、いつでも遊びにきていぃ?」


「うん。来てほし〜い。」

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