ユメとソラ
―夜10時―


寒い夜、服を何枚も重ね着にして、星空を見るのが大好きだ。


飛行機がピカピカとランプをはなち、夜空に飛んでいる。
その遥か遠くにあるはずの星が、今にも、手をのばしたら、届きそうな・・・


そんな、冬の空にひときわ輝く星、オリオン座。僕はそんな冬の星が大好きだ。

君にいつか、話しをしょうと思っていたけれど、今、君に少し、僕の好きな星の神話を話すよ。


特に、リゲル、ベテルギウスの星の明るさは、他の星に比べても、とても明るいんだ。輝いてる。


オリオンはギリシャの狩人で処女の神アルテミスと恋に落ちたんだ。アルテミスの兄アポロンは、それを許さず、引き離そうとする。ある日、遠くの海を泳ぐオリオンを見つけた、アポロンは、アルテミスを焚き付け、彼女は弓矢でオリオンを射殺させてしまう。
そんな悲しい物語があるんだよ。


僕達は、まだ恋にもおちてないし、君は、僕のキモチすら、まだわかっていない。

君にしってもらいたい、僕の事、僕のすきな事、好きな物。




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