この世界は残酷なほど美しい
誰かの代わりに「ありがとう」と言える広い心を持った人間にもなりたい。
僕は欲張りかな?
いいよね、そのくらい欲張っても。
バチは当たらないよね。
母さんなら許してくれるだろ?
「もしもし…」
『流星くん…』
「奈緒子、日記読んだよ」
『うん…今までごめんね…』
「日記の中に母さんは生きてた。知られて良かったよ。これも奈緒子のおかげだと思うんだ」
『そんなこと……ただ私は約束を守っただけだよ…』
人生は誰かのために生きるから人生なんだ。
初めから決まったレールなどない。
レールを作っていくのは自分自身なんだ。
真っ直ぐなんてつまらないよ。たまに曲がってみたり、止まってみたり、少し戻ってみたり。
変化があるから楽しいんだ。
「僕を好きになってくれてありがとう」
ありがとう、ありがとう。
僕はあなたたちがいるから生きていける。
だからこれからも…
僕が笑ったら笑ってくれるでしょうか。