この世界は残酷なほど美しい
~あとがき~
「この世界は残酷なほど美しい」を読んでいただきありがとうございます。
この作品はこの涙シリーズとして書き上げました。
「HEAVEN」を読んで頂いた人には分かるかと思いますが、この作品は坂井雅と高木美羽の息子の流星の話です。
流星の両親、雅と美羽の作品を読みたい方は「HEAVEN」をお読みください。
さて、どうでしたか。
作者にとって流星はかなり難しい人物でした。
ダークな部分がありすぎて、でも繊細で。
大切にしてあげないとな、と親心満載で書いていました(笑)
この小説でのテーマは「家族」です。
家族というものは切っても切っても切り離すことのできない存在です。
だからワガママ言っていいんです。
頼って、心配されていいんです。
素直に「ありがとう」と言えて素直に「ごめんなさい」と言えれば、家族は優しく見守ってくれる。
私はそんな人間になりたいな。
自分が生まれてきた価値を大切に。
自分に笑ってくれる人のために、支えてくれる人のために。
強く生きてください。
ありがとうございました。
2011年8月23日、ゆき。