パパはアイドル♪vol.2 ~奈桜クンの多忙なオシゴト~
深い褐色の渦がカップの中でクルクル回る。
奈桜はコーヒーに、ほんのちょっとだけ砂糖を入れる。
ブラックも飲むが、微かに甘味を感じるのが好きだ。
「あのさ、家庭訪問ってあるだろ?その時にさ…」
「家庭訪問!?何?奈桜んち、家庭訪問なの?うわぁ~、テンション上がるね」
「テンション…?」
奏の言葉に頭の上にハテナマークが並んだ奈桜は、『やっぱり言うんじゃなかった』と後悔した。
ここはサッサと話題を変えるべきだと判断する。
「そうだ。帰りにラーメン食べに…」
「ね、先生って女?男?若い?」
奏はすでに妄想が膨らみ、奈桜の話は聞いていない。
「え?あ…、女。若いかどうかは…」
「そっかぁ。熟女かぁ~。オレ、年上も結構イケるんだよね」
目はどこか遠くを見つめ、何か思い出しているように見える。いや、奏の事だから単に妄想してるだけかもしれないが。
「熟…女!?勘弁してよ。奏、学校の先生だよ。想像してよ。熟女のイメージの先生なんて見た事ないよ」
『バカな事言うなよ』と笑い出す。
奈桜はコーヒーに、ほんのちょっとだけ砂糖を入れる。
ブラックも飲むが、微かに甘味を感じるのが好きだ。
「あのさ、家庭訪問ってあるだろ?その時にさ…」
「家庭訪問!?何?奈桜んち、家庭訪問なの?うわぁ~、テンション上がるね」
「テンション…?」
奏の言葉に頭の上にハテナマークが並んだ奈桜は、『やっぱり言うんじゃなかった』と後悔した。
ここはサッサと話題を変えるべきだと判断する。
「そうだ。帰りにラーメン食べに…」
「ね、先生って女?男?若い?」
奏はすでに妄想が膨らみ、奈桜の話は聞いていない。
「え?あ…、女。若いかどうかは…」
「そっかぁ。熟女かぁ~。オレ、年上も結構イケるんだよね」
目はどこか遠くを見つめ、何か思い出しているように見える。いや、奏の事だから単に妄想してるだけかもしれないが。
「熟…女!?勘弁してよ。奏、学校の先生だよ。想像してよ。熟女のイメージの先生なんて見た事ないよ」
『バカな事言うなよ』と笑い出す。