パパはアイドル♪vol.2 ~奈桜クンの多忙なオシゴト~
「いいよ。まだ少し時間あるから」
碧が何を言おうとしているのか、大体の察しはつく。
彼女の事に違いない。
「この間は・・・、ありがとう。奈桜のおかげ。全部、上手く行った」
改めて頭を下げる。
「やめろよ。オレは何もしてないって」
恥ずかしそうに笑う。
「いや、奈桜のおかげ。写真は出なかった。でも、それは事務所の力じゃない事は分かってる。事務所じゃない他の誰か、力のある人物が動いたって。その人が動くにはそれ以上の見返りを求めるって。その人が今、興味を持ってるのは・・」
碧が強い目力で奈桜をじっと見る。
奈桜の優しい目が、少しキツク動いた。
「雨宮・・・奈桜」
2人がじっと見つめ合う。
撮影以外でこんなに真面目に見つめ合う事はまずない。
「ハハハ。なんだそれ?何かオレ、カッコイイな」
奈桜が空気を変えるように笑い飛ばした。
碧が何を言おうとしているのか、大体の察しはつく。
彼女の事に違いない。
「この間は・・・、ありがとう。奈桜のおかげ。全部、上手く行った」
改めて頭を下げる。
「やめろよ。オレは何もしてないって」
恥ずかしそうに笑う。
「いや、奈桜のおかげ。写真は出なかった。でも、それは事務所の力じゃない事は分かってる。事務所じゃない他の誰か、力のある人物が動いたって。その人が動くにはそれ以上の見返りを求めるって。その人が今、興味を持ってるのは・・」
碧が強い目力で奈桜をじっと見る。
奈桜の優しい目が、少しキツク動いた。
「雨宮・・・奈桜」
2人がじっと見つめ合う。
撮影以外でこんなに真面目に見つめ合う事はまずない。
「ハハハ。なんだそれ?何かオレ、カッコイイな」
奈桜が空気を変えるように笑い飛ばした。