パパはアイドル♪vol.2 ~奈桜クンの多忙なオシゴト~
「出た。とうとう事業に手を出す気だよ」
「いやぁ、奈桜が商売とはね」
心と泉は奈桜から一歩離れて、横目でチロっと見る。
「違うって。桜だよ!!桜と一緒にやるんだよ!将来、大きくなったら」
なんか変な風に勘違いされて、奈桜は慌てて『桜』の名前を強調する。
コガネを稼いだアイドルが、人気を盾に今、片手間で店をやろうとしていると思われたら困る。
「なぁんだ」
「つまんねぇの。それ、いつの話?」
「だから、桜が大きくなったら。桜、大きくなったらお花屋さんになりたいんだって。可愛いだろ?な、女の子って感じだよな?オレ、店、出してやるんだぁ」
夢見るように、どこかうっとりとした目でまたバラの花束を見る。
その目の先にはきっと、大きくなった桜と一緒に花屋を切り盛りしている自分の姿が見えているのだろう。
「小学生の夢だろ?」
心の言葉が奈桜を一気に現実に戻した。
「いやぁ、奈桜が商売とはね」
心と泉は奈桜から一歩離れて、横目でチロっと見る。
「違うって。桜だよ!!桜と一緒にやるんだよ!将来、大きくなったら」
なんか変な風に勘違いされて、奈桜は慌てて『桜』の名前を強調する。
コガネを稼いだアイドルが、人気を盾に今、片手間で店をやろうとしていると思われたら困る。
「なぁんだ」
「つまんねぇの。それ、いつの話?」
「だから、桜が大きくなったら。桜、大きくなったらお花屋さんになりたいんだって。可愛いだろ?な、女の子って感じだよな?オレ、店、出してやるんだぁ」
夢見るように、どこかうっとりとした目でまたバラの花束を見る。
その目の先にはきっと、大きくなった桜と一緒に花屋を切り盛りしている自分の姿が見えているのだろう。
「小学生の夢だろ?」
心の言葉が奈桜を一気に現実に戻した。