パパはアイドル♪vol.2 ~奈桜クンの多忙なオシゴト~
「大丈夫だって。もう、誰もいないよ」
ちょっと、お気楽な所のある性格は良くもあり、悪くもあり・・・
「今夜だけは言う事を聞いて下さい。お願いします!」
石田は切実な声で訴える。
「ちょっと待って。『今夜だけは』ってどういう事?オレ、いつも真っ直ぐ帰ってるけど」
奈桜は苦笑いを浮かべながらバックミラーを見た。
確かに、子供のいる奈桜はすぐに家に帰っている。
石田の言い方は明らかにおかしい。
「すみません!事務所から『今夜だけは何が何でも最後まで送り届けろ!』って、何度も言われていて。『今夜だけ』のフレーズが頭にこびりついてしまってたみたいです。すみません」
「いいよ。じゃ、ここで。ありがとう。お疲れ」
「はい。お疲れさまでした。明日は9時に伺います。お疲れさまでした!」
話始めると同時に、石田は自然と車を脇に停めていた。
すぐにそれに気付いた奈桜は『チャンス!』と、頃合いを見てパッと話を切り、サッサと車を降りた。
石田も結構・・・ボケている。
ちょっと、お気楽な所のある性格は良くもあり、悪くもあり・・・
「今夜だけは言う事を聞いて下さい。お願いします!」
石田は切実な声で訴える。
「ちょっと待って。『今夜だけは』ってどういう事?オレ、いつも真っ直ぐ帰ってるけど」
奈桜は苦笑いを浮かべながらバックミラーを見た。
確かに、子供のいる奈桜はすぐに家に帰っている。
石田の言い方は明らかにおかしい。
「すみません!事務所から『今夜だけは何が何でも最後まで送り届けろ!』って、何度も言われていて。『今夜だけ』のフレーズが頭にこびりついてしまってたみたいです。すみません」
「いいよ。じゃ、ここで。ありがとう。お疲れ」
「はい。お疲れさまでした。明日は9時に伺います。お疲れさまでした!」
話始めると同時に、石田は自然と車を脇に停めていた。
すぐにそれに気付いた奈桜は『チャンス!』と、頃合いを見てパッと話を切り、サッサと車を降りた。
石田も結構・・・ボケている。