パパはアイドル♪vol.2 ~奈桜クンの多忙なオシゴト~
「事務所の方針って訳か。このスキャンダルも一応、話題作り。・・・よくある事・・・か」
深いため息が奈桜から漏れる。
これ以上は何を言っても仕方ない。
自分は何をしに来た?という思いが頭をグルグル巡る。
「奈桜、ありがとう。心配して来てくれたんでしょ?時間ないのに」
「心配?心配なんかしてないよ。ただ・・・、ただ、会いたかっただけ」
がらにもない事を言ってしまった。
奈桜の顔が真っ赤になる。
「うわっ、今、スゲェ恥ずかしいこと言ったよな?わす・・・」
言いかけたくちびるに、梓のくちびるがふんわりと重なる。
甘い香りがその瞬間だけ、違う世界へワープさせてくれる。
不安も、心配も、この瞬間だけは安らぎに包まれる。
「嬉しかったの。本当に。来て欲しいってずっと思ってた。2人の想いが本物なら、絶対に来てくれる。会いたい時に来てくれる。私が困っている時に来てくれる。そう信じてた。奈桜は絶対に来てくれる・・・。来てくれた」
梓の顔はいつの間にか晴れ晴れとしていた。
深いため息が奈桜から漏れる。
これ以上は何を言っても仕方ない。
自分は何をしに来た?という思いが頭をグルグル巡る。
「奈桜、ありがとう。心配して来てくれたんでしょ?時間ないのに」
「心配?心配なんかしてないよ。ただ・・・、ただ、会いたかっただけ」
がらにもない事を言ってしまった。
奈桜の顔が真っ赤になる。
「うわっ、今、スゲェ恥ずかしいこと言ったよな?わす・・・」
言いかけたくちびるに、梓のくちびるがふんわりと重なる。
甘い香りがその瞬間だけ、違う世界へワープさせてくれる。
不安も、心配も、この瞬間だけは安らぎに包まれる。
「嬉しかったの。本当に。来て欲しいってずっと思ってた。2人の想いが本物なら、絶対に来てくれる。会いたい時に来てくれる。私が困っている時に来てくれる。そう信じてた。奈桜は絶対に来てくれる・・・。来てくれた」
梓の顔はいつの間にか晴れ晴れとしていた。