パパはアイドル♪vol.2 ~奈桜クンの多忙なオシゴト~
奈桜は全力で階段を駆け降りて行く。
今はエレベーターより、自分の足の方が信じられる。
おそらく……
昨日の電話の時に『明後日は会えない』と言ったのは、事務所にバレて急に帰らされる事になったからだったのだろう。
本当なら今日、奈桜と会ってからアメリカに帰るつもりが、何らかの理由で早まってしまったのか。
梓の事だから、どうせ帰らされるのなら、派手なコトをやってやれ♪ってとこか…
南 花菜をこんなとこに連れ出しやがって。
バカなヤツ…
事務所はただではおかないはずだ。
奈桜は走りながら、フッと笑った。
「梓らしいな」
「うわっ!!」
角を曲がった所で、勢い余って誰かとぶつかりかけた。
今はエレベーターより、自分の足の方が信じられる。
おそらく……
昨日の電話の時に『明後日は会えない』と言ったのは、事務所にバレて急に帰らされる事になったからだったのだろう。
本当なら今日、奈桜と会ってからアメリカに帰るつもりが、何らかの理由で早まってしまったのか。
梓の事だから、どうせ帰らされるのなら、派手なコトをやってやれ♪ってとこか…
南 花菜をこんなとこに連れ出しやがって。
バカなヤツ…
事務所はただではおかないはずだ。
奈桜は走りながら、フッと笑った。
「梓らしいな」
「うわっ!!」
角を曲がった所で、勢い余って誰かとぶつかりかけた。