ショッキングピンク×リボルバー
「 …もしいい感じになって来たら
どっか行くからね 」
「 そ、 それはないから!!!
…… それに… 」
「 うん… 」
「 …なんか、やっぱまだ… 」
――― 少し、こわいんだ…
そう言おうとして、アズさんの手を見ると
少しだけ、震えてる
「 …アズさん? 寒いの? 」
… 頬も少し赤いし、目が潤んでる
「 え… う、ううん 違う…
ちょっと、大胆な事をし過ぎたかなと… 」
「 …い、いまさらだよ アズさん 」
「 は、はい…… 」
アズさんは、へこたれながら
テーブルの上に置いたチョコを
両手に持って突っ伏す
『 …そっち グラス持ってく 』
「 う、 うん!! 」
私とアズさんは大慌てで、
体を起こして、チョコを握った