ショッキングピンク×リボルバー

「　――… リュウジ…　」






アズさんの碧い目から
ぽろぽろと涙





「　――… リュウジィ…


遅くなって…　ごめんなさ…　」







「　…… あずる　」





青山さんの長い指が
アズさんの涙を、そっと拭う







「　… 弱くて　ごめんな…　」






アズさんが、瞳をきつく
ギュッととじながら、
首をぶんぶん、横に振る


青山さんのその言葉に
私の方が、びっくりする





――― 気がつくと


青山さんの目にも、
うっすら涙が浮かんでるように見えたけど


今はもう、背中しかみえない










『 … 青山さん


そっちの部屋、使っていいよ




―― アズの事

たくさん なかせてあげて 』