ショッキングピンク×リボルバー













… 私は


私のキモチを初めて
洗いざらい、思い切り彼にぶつけて


ホントにホントに、大泣きした





だけど


そこに彼の優しい手が
やって来るワケでもなくて




…… なんかガサゴソ音がする









「 …っひ


人が、いっ 一生懸命話してるのに
なんでチョコ開けてんの?! 」






『 …割れてないかと 』




「 〜〜…っなんで
そっちの心配が先なのよお! 」



『 …だってお前、
一生懸命作ってくれたんだろ? 』




「 …もういいよ割れてたって…

… クリスマスの日に渡したセーターだって
結局着てないしさ!!

デートの日とかいったら、
普通着て来るでしょ! 」






『 …あー… あれか 』





「 ……… 」





『 …一回は、着たよ 』





「 っ ま、まあね!

―― オシャレな服は、
いっぱい持ってるだろうし!

今日のコートとかもさ!
すっげーカッコよかったしね! 」





『 … 分解した 』











「 ――――… へ…? 」







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