ショッキングピンク×リボルバー
『 …前と後ろ
くっつけてある所が、忽然と 』
「 …… やっぱり…… 」
『 …やっぱりって
お前まさかワザと、
道で分解するの狙って… 』
「 わ、わざとじゃないし!!
た、ただ
出来上がったの、ホントに
出かける直前で…
当日に、マキちゃんに見てもらった時
"これ絶対、ほつれて来るよ…"って…
だから、もしかしたらって、これ…! 」
お正月に、
親戚のカナエおばさんが買ってくれた
ジュレとか言って、
宝石みたいのがいっぱいついたバック
それを急いで開いて
――― かぎあみ棒を、颯爽と取り出した