ショッキングピンク×リボルバー
部屋に戻ると、青山さんがエプロンしてて
また私は爆笑した
「 ほら、シンク低いから 」
そう言って、アズさんも微笑みながら
青山さんからエプロンを脱がせて
今度は自分の前にかける
『 …ジーンズに
ダイレクトに水飛ぶんだよな 』
「 アハハハハ!!
それは恥ずかしい〜!! 」
アズさんは、
キュッて青山さんに抱き着いてから
鼻歌唄って、台所に立つ
少ししたら、
ボールをカシャカシャやる音と
ジュワ〜って、
タマゴが焼けるにおい
「 オムレツかな?! 」
私がそういうと、
青山さんがニコッと笑った
「 …やっぱり青山さん
アズさんといると、あんまりタバコ
吸わないね 」
青山さんは、頬杖ついて
テーブルの上に置いたままの
タバコの箱と、ジッポを見つめる
「 …だね 」
「 いっその事、禁煙したらど〜ですか?
うちの親もちゃんとやめたし!
アズさんの為にも長生きして
ガンガン稼がないと! 」
彼が吹き出した
「 肝っ玉母さんになりそうだね
ユカちゃんは 」
「 …いいです
お母さんによく似てるって、
言われまくるし… 」
『 …ああ
今さっき、お前のお母さんに電話した 』
「 ―――― えええええ?! 」