ショッキングピンク×リボルバー
アズさんいるのに
アズさんいるのに
アズさんいるのに
マジヤバイ
空気読まないにも程があるよユカ
――― アズさんの顔を見れない
彼、少し口あけて
これ 絶対呆れてる
私…私だって
彼が誰とデートしたかなんて
絶対聞きたくない!
……なんて事いっちゃったんだろう私
「 あずる 」
「 はい 」
見えるのは、アスファルトの床
…… おそるおそる、少し視線をあげると
青山さんから アズさんに伸ばした指が
ゆっくり、手を繋いだ
「 …何か昔から
夜ばっかりだったからな
どこか二人で、出掛けるの 」
青山さんの
低くて優しい声で
アズさんの周りの空気が
一気に、緩んだ
繋いでいる手
長い指が、少し隙間をあけて
そこに白い指が、恥ずかしそうに絡む
「 夏だったから
百均でジュース買ったり
サンデー 二人で食べたり
… あずるが耳にしてるアズライト
これも、一緒に買ったんだ 」
アズさんの、薄い桜色の唇が笑って
小さく、ホントに嬉しそうに
「 うん 」って、呟いた