ショッキングピンク×リボルバー
「 でもどうしよ…
いっぱいで、なんか名前… 」
『 …貸してみ 』
彼がカタカタと
対話に返信してくれて
目の前にいた人達にも、話し掛けてくれた
「 … あ、
…自分でやれって、言われるかと思った 」
『 …これからずっとやるなら別だけど
叱りながらゲームとか有り得ないし 』
「 …うん
でも私、…弟と一緒にやって
"そこそうじゃないじゃん!"とか…
泣かせた事あるや…… アハハ… 」
『 ……
――― どうする? 』
「 え どうするって? 」
『 …後ろの二人組は
ハート出てるじゃれ合い始まってるから
当分、放っとけばいい 』
私はコソコソと彼に、
内緒話で聞いてみた
「 …な、なんか…
あの二人 なんかあったの?!
前のじゃれあい方と、
あ、明らかに違うよ…?! 」
『 … 去年の末、
向こうから帰って来る時
青山さんから、キスしてるのは見た
それ以降、直接の接触ないし
アズは今朝、戻って来たばかりだし 』
「 … キス だけ?! 」
『 ―― 運命の歯車に引き離された
相思相愛の二人の、数年ぶりのキス
… スイッチ入るのには、充分だろ 』
「 そ… そっかああああ 」
『 …で、 どうすんの? 』
「 え?! 」