ショッキングピンク×リボルバー
「 ちょっ や〜〜だ〜〜!!
にっ 二度と言わない〜〜〜!! 」
… なんで私
自分でも絶対わかるくらい赤い顔しながら
半分、泣きべそかいて
床に倒れて大笑いしてる彼に
抱きしめられながら、
しゃがみ込んでるんだろう…
『 …もう一回、言って? 』
「 も… やあだああああ 」
『 …ユカ 』
下から
両方の頬を 持ち上げられて
彼の顔を 向かされる
床に …彼の髪が拡がってて
私の顔 ジッと見てる
―― イジワルく笑った
「 も…!!
青山さん! アズさん!
なんとかしてくださいよ!
こ… このままだと私、この人に…! 」
青山さんとアズさんが
二人羽織で、みかんジャグリングしながら
しれっとした顔で返答する
「 …二人の事だからなあ…
それに、そういう事に関しては
俺は厳しい師匠として、
言えなかったりするから… 」
「 うんうん。
途中からはリュウジ、
結構、 "やじう" だった… 」
「 あれは あずるが
…" 理性なんかいらない "とか
煽るような事いうからだろ… 」
「 …… や
うおおお?!
ミカン潰れちゃうよリュウジ!! 」
彼はまたゲラゲラ笑って
私は彼に抱きしめられ
もう誰も触らなくなったテレビからの
賑やかな音楽を
まだ半泣きしながら、
真っ赤な顔で、聞いていた
途中から
自分の耳の辺りのドクドクしか
聞こえなくなったけど…